転職前には、家計に関連する様々なことを考慮する必要があります。
その中で、クレジットカードについても検討する人も多いでしょう。
クレジットカードを取得するためには、カード会社に申し込みをした後、先方の審査に通過する必要があります。
転職により、審査にどのような影響が出るのでしょうか。
今回は、転職前に考えておくべきクレジットカード取得におけるポイントを紹介します。
また、クレジットカードの申し込みは転職する前と後のどちらが良いのか、あるいは転職の事実をカード会社に届ける重要性についても解説します。
この記事でわかること
- クレジットカード申し込みは転職前に実施する方が良い場合が多い
- 逆に転職後の方が有利になるケースもある
- 転職の事実をカード会社に届け出ないリスクが存在する
- 転職後でもクレジットカード新規取得ができないわけではない
転職前に取得したいおすすめのカードや、転職後でも比較的申し込みが容易なカードなども紹介していくため、ぜひ自分に合ったクレジットカード選びの参考にしてください。
クレジットカードは転職前に申し込んだ方が良い
一般的には、クレジットカードを新規で申し込むのは、転職前にした方が良いと考えられます。
もちろん、人それぞれ状況が異なるため、様々な状況が考えられるでしょう。
しかし以下の理由により、クレジットカードの新規申し込みは、転職前の方が望ましいと考えられます。
- 安定収入の有無を審査時にチェックされる
- 転職後の職業によっては審査が難しくなる
- 転職後に再度審査は実施されない
- 転職予定を事前に伝える必要はない
転職を控えている人で、クレジットカードの申し込みを検討している場合は、転職前における申し込みを検討すると良いでしょう。
安定収入の有無を審査時にチェックされる
クレジットカードの申し込みをする際には、申込者に安定した収入があるか、カード会社の審査の際にチェックされます。
カード会社が安定した収入があるかの判断をする際には、同じ会社における勤続年数を確認する場合が多いです。
転勤の直後にクレジットカードの申し込みをした場合、勤続年数が短い段階であるため、審査においては不利になる可能性があります。
転職前の会社での勤続年数が長い場合には、カード会社の審査を有利に乗り切れる可能性が高いでしょう。
安定収入があるとカード会社に認めてもらうためには、転職前に申し込みをする方が良いケースが多いと考えられます。
転職後の職業によっては審査が難しくなる
転職後の職業によっては、クレジットカード会社の審査に通過するのが難しくなるケースが多いです。
安定した収入を証明するうえで、勤務先の信頼度は重要な要素です。
転職前の勤務先よりも信頼度が劣る職業の場合は、審査に通るのが難しくなる可能性があると考えられます。
転職前の勤務先が、一定の信頼度を保証できるほどの企業である場合には、転職をする前にクレジットカードの申し込みをしてカードを取得した方が無難でしょう。
特に自営業や主婦など属性が下がる場合は注意が必要
特に、自営業や主婦など会社員よりも世間的な属性が下がる場合には、審査に不利になる可能性が高くなります。
自営業者は、事業の進行具合によっては成功を収められるかもしれません。
しかし、カード会社による審査においては、安定した収入を得ているかが重視されます。
自営業者は、収入の安定性の面では会社員よりも劣るため、審査において不利な条件と考えるのが一般的でしょう。
同様に、主婦など収入が減少するような属性に変わる場合でもカード会社の審査においては不利な条件となります。
転職前よりも社会的な属性が下がる場合には、事前にクレジットカードの申し込みをした方がカード取得の可能性は高くなるでしょう。
転職後に再度審査は実施されない
一般的には、転職した後にカード会社が再審査を実施するケースはほとんどありません。
転職前に保有しているカードがあったとしても、転職後に再度審査が実施されると思っている人が意外に多いです。
審査結果によっては、カードの使用停止の措置を受け、カードが使えなくなるのではないかと心配する人もいるかもしれません。
しかし、転職によって再審査が実施されるケースはほとんどないと考えられます。
転職前に新規で取得したクレジットカードについても、転職後の再審査はないと思っておいて差し支えありません。
このため、転職前に新規でクレジットカードを取得する行為にデメリットはないと考えて良いでしょう。
転職予定を事前に伝える必要はない
新規でクレジットカードの申し込みをする際に、近い将来転職する予定があると事前にカード会社に伝える必要はありません。
事前に転職することが決まっているにも関わらず、カード会社にその旨を伝えないのは、虚偽の申告に当たるのではないかと心配する人もいるかもしれません。
しかし、申込者においては転職の予定を伝える義務はないため、虚偽の申告とみなされるケースはまずあり得ないでしょう。
申込時に不利となる条件を、自ら申告する必要はありません。
希望するクレジットカードの取得を最優先に考えて、転職予定のような不利な条件は伏せておきましょう。
転職前後のクレジットカード申し込みには注意点がある
以上のように、クレジットカードの申し込みは転職前に行っておいた方が有利になるケースが多いのは事実です。
しかし、転職前後にクレジットカードの申し込みをする際には、注意すべき点がいくつかあります。
申し込みのタイミングや転職前後の対処によって、思わぬ不利益を被ってしまうかもしれません。
転職前後の新規クレジットカード申し込みにおいて、注意すべきポイントについて以下に2項目紹介します。
- 退職までの時間に余裕を持たせる
- 転職後にカード会社へ届け出をする
転職前後にクレジットカードの申し込みをする際には、必ず以上の2点に注意して取り組みましょう。
退職までの時間に余裕を持たせる
新規クレジットカードの申し込みは、退職直前に行うのではなく、退職日までの時間に余裕を持たせましょう。
クレジットカード会社によっては、勤務先に電話で在籍確認を行う場合があります。
退職直前にクレジットカードの申し込みをした場合、在籍確認の電話がかかってきた時にはすでに勤務先に所属していない可能性が高くなります。
もし在籍確認が取れなかった場合は、カード会社の審査に通らなくなってしまうでしょう。
電話による在籍確認の実施を想定して、退職日よりも余裕を持たせたタイミングでカードの新規申し込みをすると安心です。
転職後にカード会社へ届け出をする
転職した後は、取得したクレジットカードのカード会社へ届け出をする必要があります。
クレジットカードの契約の中には、「即時申告の規定」というルールがあります。
即時申告の規定に同意しているため、クレジットカードの申し込み時から何らかの変化があった場合には、すぐに申告しないといけません。
即時申告の規定に則った届け出ができないからといって、すぐにクレジットカードが利用できなくなるわけではありません。
しかし、転職の事実が申告する前に発覚してしまうと、無職の扱いを受けるなど不利益を被ってしまう可能性があります。
転職後は、新規で取得したクレジットカードの会社へもれなく届け出をしましょう。
カード会社によって届け出方法は様々であるため、カード会社に確認をしながら手続きを進める必要があります。
転職後の方がクレジットカード申し込みに有利になる場合もある
ここまで、転職前の方がクレジットカードの新規申し込みに有利である点を紹介してきました。
しかし、状況によっては転職後の方がクレジットカード申し込みにおいて有利になる場合もあります。
新規カード申し込みをするうえで、転職後の方が有利になるケースを、以下に2例紹介します。
- 転職後に収入が上昇する
- 転職後の方が属性が高くなる
転職を控えている状況でクレジットカードの発行を検討している場合は、転職前と後のどちらの方が有利になるか、十分に検討したうえで行動しましょう。
転職後に収入が上昇する
転職した後に、前職の時よりも収入が明らかに上昇すると見込まれる場合には、転職後の方がカード取得に有利と考えられます。
転職後の待遇がすでに示されている場合で、月給及び年収が上昇するのが明確である時は、転職後にカードの申し込みをするのも良いでしょう。
しかし、転職の直後にカードの申し込みをするのはおすすめできません。
勤続期間の短さは、収入が安定していないとみなされる危険があるためです。
最低でも転職してから6か月を経過してから、新規の申し込みをすると良いでしょう。
転職後の方が属性が高くなる
転職後の方が属性が高くなる場合も、転職してから新規クレジットカードの申し込みをした方が有利になる可能性が高いです。
例えば、派遣社員の立場から転職をして正社員に登用される場合には、属性が高くなると考えて差し支えありません。
元の属性ではクレジットカード会社の審査が厳しいと考えられる場合には、転職後に申し込む方が良いでしょう。
しかし、この場合も転職した直後に申し込みをするのはおすすめできません。
勤続期間を最低でも6か月は積み上げてからの方が、審査に通りやすくなるでしょう。
転職時にカード会社へ届け出をしないリスクを知ろう
転職した後は、所有しているクレジットカードの会社に届け出をするべきです。
もし転職した事実をカード会社に届け出なかった場合は、いくつかの不利益を被ってしまう可能性があります。
転職時にカード会社へ届け出をしなかった場合のリスクについて、代表例を以下に3項目紹介します。
- 途上与信の実施により転職が発覚する
- 無職の扱いになる場合も
- ローンの審査に悪影響が及ぶ
転職した後は、忘れずにカード会社にその事実を届け出ましょう。
途上与信の実施により転職が発覚する
転職の事実は、途上与信をカード会社が実施した場合に発覚するケースが多いです。
途上与信とは、カード会社が定期的に実施する与信審査です。
カード利用者に認定している信用が現在においても妥当であるか、再度審査を行ないます。
途上与信の審査においては、キャッシングを含めた利用履歴や他社からの借入状況などが確認されます。
この時、申込時の勤務先についても確認をするケースが多いため、転職の事実が発覚する可能性が非常に高いです。
前述のように、クレジットカードの契約時には「即時申告の規定」に合意します。
転職した事実を申告せずに黙秘する行為は契約違反とみなされ、カード利用に支障が及ぶ可能性があります。
転職の事実は、途上与信の際に発覚して契約違反を問われる可能性があるため、黙秘はおすすめできません。
無職の扱いになる場合も
転職の事実を届け出なかった場合、無職であると判断されるリスクがあります。
カード会社は、前述の途上与信の際や、クレジット枠の増額申請を受理した際に在籍確認を再度実施するケースが多いです。
その時点で在籍の確認が取れなかった場合、離職をした事実が発覚すると、無職であると判断される恐れがあります。
無職の利用者に対しては、カード利用に支障が及ぶ可能性が高いです。
クレジット枠の減額を強いられたり、カード利用そのものを停止されたりするリスクがあるため、転職した際は届け出る方が良いでしょう。
ローンの審査に悪影響が及ぶ
転職の事実を届けておかない場合、各種ローンの審査に悪影響が及ぶリスクがあります。
転職を黙っていた際に、カード会社に無職として取り扱われたり契約違反と認知されたりした場合、信用情報上に記録されてしまうかもしれません。
信用情報に悪い情報が記録されてしまうと、今後の各種ローン審査において不利な条件となってしまう可能性が高いです。
クレジットカードの新規申し込みだけでなく、カードローンの利用や携帯端末購入時の分割払いにおいても、審査に通らなくなる可能性があります。
また、住宅ローンの申請をする際にも悪影響が及んでしまうでしょう。
転職の届け出の黙秘により、各種ローンへの悪影響が及んでしまう可能性があるため、必ず転職の事実を届け出ておきましょう。
転職前に取得したいおすすめのクレジットカード3選
転職前には、グレードの高さやメリットの多さがあり、使い勝手の良いクレジットカードを申し込みましょう。
転職前に取得したいおすすめのクレジットカードを、以下に3種類紹介します。
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
三井住友カードゴールド | 0.5% | 11,000円 | VISA Mastercard |
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード | 0.3% | 13,200円 (月会費制) | AmericanExpress |
JALカード | 0.5% | 2,200円 | VISA Mastercard JCB |
転職後では申込が難しいカードを、転職前に取得すると良いでしょう。
条件次第で年会費が無料になる三井住友カードゴールド
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
三井住友カードゴールド | 0.5% | 11,000円 | VISA Mastercard |
三井住友カードゴールドは、大手メガバンクの三井住友系列のサービスです。
基本年会費は11,000円(税込)ですが、初年度は無料です。
また、クレジットの利用が年間100万円を超過すると、2年目以降も年会費が無料となります。
さらに、年間100万円以上の利用により、10,000ポイントのボーナスが得られます。
特定の店舗で決済手段として利用するとポイント還元率が最大5%になる特典もあるため、条件次第で非常にお得な使い方ができるクレジットカードです。
ゴールドカードであるため、一般カードよりもグレードが高く、ステータスのアピールにも活用できるでしょう。
国際ブランドが発行するアメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード | 0.3% | 13,200円 (月会費制) | AmericanExpress |
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、国際ブランドのAmericanExpressが発行しているクレジットカードです。
グレードとしては一般カードですが、世界中でステータスの高さが証明される高いブランド力を持っています。
カードそのもののデザインも優れており、見た目の豪華さも魅力といえるでしょう。
最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付保されているなど、海外への渡航が多い人とも相性が良いカードです。
マイルを貯めたい人におすすめのJALカード
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
JALカード | 0.5% | 2,200円 | VISA Mastercard JCB |
JALカードは、航空会社のJALが発行しているクレジットカードです。
JALが発行しているため、航空機の利用との相性の良さが特徴として挙げられます。
他のクレジットカードと比較して、マイルへの還元率が高いため、マイルを貯めたい人には特におすすめできるカードといえるでしょう。
年会費は2,200円(税込)と比較的低額ですが、空港ラウンジの利用や国内外旅行保険の自動付保など、航空機を頻繁に利用する人にとっては大きなメリットが得られます。
転職後にカードを利用するためのポイントを紹介します
転職後でも新規のクレジットカード取得を実現するために、押さえるべきポイントがあります。
転職前後は、元の会社での手続きや転職先の会社とのやり取りなど、多忙を極める場合が多いです。
このため、クレジットカードの新規申し込みをする時間が取れない場合もあるでしょう。
そのような時には、以下のようなポイントに注意し、新規申し込みをするのをおすすめします。
- 比較的取得しやすいカードを申し込む
- デビットカードやプリペイドカードを利用する
- 6か月以上勤務してから申し込む
- すでに利用しているカードで支払い遅延を起こさない
転職前に新規申し込みができない場合を想定して、以上のポイントを踏まえて転職後に申し込みをしましょう。
比較的取得が容易なカードを申し込む
転職後は、比較的審査が厳しくなく、取得が容易なカードを申し込むと良いでしょう。
クレジットカードには、以下のようなグレードがあります。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
一般的には、グレードが高いカードほど審査が厳しくなります。
転職後は、一般カードから利用するカードを選ぶなど、比較的取得が容易と考えられているクレジットカードの選択が無難です。
デビットカードやプリペイドカードを利用する
転職直後にどうしてもカードを利用したい場合は、デビットカードやプリペイドカードを利用するのも一案です。
デビットカードもプリペイドカードも、ともに審査不要で利用が可能です。
デビットカードは、保有する銀行口座からの引き落としにより決済が実行されます。
プリペイドカードは、事前にカードに投入した資金を決済に利用する仕組みのカードです。
クレジットカードのような後払い一括決済としては利用できませんが、決済の都度ポイントが付与されたり、各種特典が得られたりするカードもあります。
転職直後でクレジットカードの審査に通らない可能性がある場合は、デビットカードやプリペイドカードの一時的な利用を検討する方法もあります。
6か月以上勤務してから申し込む
転職した直後に申し込みをするのではなく、転職した勤務先で6か月以上勤務してから申し込みをすると、審査の通過が容易になります。
勤続期間は、安定収入を証明するうえで重要な要素です。
転職して間もない段階で申し込みをすると、勤続期間が短いと判断され、審査が難しくなるでしょう。
6か月の継続勤務は、収入の安定性を保証する最低限の期間と考えられます。
転職後にクレジットカードの新規申し込みをする際には、6か月勤務してから申し込みをするのをおすすめします。
すでに利用しているカードで支払い遅延を起こさない
すでに保有しているクレジットカードの利用において、支払遅延を起こさないという点も重要な要素です。
新規クレジットカードの申し込み時に実施される審査において、過去の信用情報は必ずチェックされます。
直近の履歴の中で、他のカードによる支払遅延の事実が認められた場合、審査に通らない可能性が極めて高くなってしまいます。
新規に申し込みをするカード会社での審査を有利に進めるため、既存利用のカードにおける支払を遅延させないように配慮しましょう。
転職後でも申し込みしやすいクレジットカード3選
転職後でも、審査が厳しくなく申し込みの容易なクレジットカードを申し込むと、問題なく審査に通過する可能性があります。
転職後でも比較的申し込みが容易な、おすすめのクレジットカードを3種類紹介します。
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
楽天カード | 1.0% | 無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress |
dカード | 1.0% | 無料 | VISA Mastercard |
PayPayカード | 1.0% | 無料 | VISA Mastercard JCB |
転職前にクレジットカードの申し込みができなかった場合でも、あきらめずに利用できそうなカードを選んで取得を目指しましょう。
楽天サービスと相性が良い楽天カード
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
楽天カード | 1.0% | 無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress |
楽天カードは、楽天サービスのユーザーと非常に相性の良いクレジットカードです。
年会費は永年無料で、1.0%の基本還元率が設定されています。
楽天銀行や楽天トラベル及び楽天市場など、楽天に関連するサービスを普段から利用している人にとってメリットの大きなカードです。
楽天カードの利用により、楽天ポイントプログラムにおいてグレードを高める効果が期待できます。
楽天市場でのショッピングにおいてポイント還元率が高くなるなど、楽天ポイントを効率よく貯められます。
ドコモユーザーにおすすめのdカード
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
dカード | 1.0% | 無料 | VISA Mastercard |
dカードは、通信会社のドコモが発行するクレジットカードです。
ドコモの携帯端末を利用している人で、スマホ決済アプリのd払いと組み合わせることで、ポイント還元率が高められます。
基本の還元率は1.0%と高めで、かつ年会費は永年無料であるため、コストを抑えつつ効率よくポイントが貯められるでしょう。
比較的審査の通過が容易で、転職後でも取得しやすいカードの1つです。
PayPayポイントが貯められるPayPayカード
名称 | 基本還元率 | 年会費 (税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|
PayPayカード | 1.0% | 無料 | VISA Mastercard JCB |
PayPayカードは、PayPayポイントを貯められるクレジットカードです。
以前はヤフーカードという名称で、Yahoo!ショッピングとの相性の良さを引き継いでいます。
Yahoo!ショッピングでの決済に利用すると、ポイント還元率が3.0%となり、非常にお得です。
貯めたポイントはスマホ決済アプリのPayPayにチャージできるため、決済用の資金として手軽に利用できる点もメリットといえるでしょう。
転職前にクレジットカード申込をすべきか検討しよう
クレジットカードの新規申し込みは、一般的には以下の理由により転職前に行なうべきと考えられます。
- 安定収入の有無を審査時にチェックされる
- 転職後の職業によっては審査が難しくなる
- 転職後に再度審査は実施されない
- 転職予定を事前に伝える必要はない
しかし、以下のような状況の場合は、逆に転職後の方が有利となるケースもあります。
- 転職後に収入が上昇する
- 転職後の方が属性が高くなる
転職前と転職後のどちらの方が自身にとって有利となるのか、十分に検討したうえで申し込みのタイミングを決めましょう。
転職後は、カード会社に転職した事実を届け出ましょう。
届け出を怠ると、以下のような不利益を被るリスクがあります。
- 途上与信の実施により転職が発覚する
- 無職の扱いになる場合も
- ローンの審査に悪影響が及ぶ
今回は、転職前後でおすすめのクレジットカードを紹介しました。
ぜひ自身に合ったクレジットカードを見つけて、普段の生活に活用してください。